2009年04月25日

iPS細胞:「遺伝子なし」で成功

昨日(4/24)の毎日新聞夕刊に、「iPS細胞:「遺伝子なし」で成功」という記事が第1面に載っていた。

2007年11月に山中伸弥・京都大教授が開発した(ヒト細胞での成功を発表)iPS細胞は、ウイルスを使い4つの遺伝子を細胞の核に入れて作られたが、今回の米独の研究チームが開発したものは、まだマウスの人工多能性幹細胞(iPS細胞)という段階だが、遺伝子を細胞内に入れずに作る新手法である。
遺伝子の影響で起きうる細胞のがん化を防ぎ、治療に使える安全なiPS細胞の作成法につながる重要な成果で、世界の研究者が目指していた「遺伝子ゼロ」のiPS細胞が初めて実現した。24日、米科学誌「セル・ステムセル」で発表した。
ということである。

たんぱく質(プロテイン)の頭文字を取り、「piPS細胞」と命名されとということで、今後、同じ手法がヒト細胞でも実現するかどうかだが、さらなる成功を期待したい。

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2009年04月20日

わかりやすい iPS細胞 の本

[目次]
はじめに
1章 “ES細胞”は生命の起源にさかのぼる
2章 細胞の先祖返りしないわけ
3章 なぜ身体は古びないのか?
4章 再生はいつも身体で起きている
5章 再生医療の時代へ
6章 iPS細胞が誕生した!
7章 再生医療レースのはじまり
8章 再生する力で人工臓器をつくる
終章 “知”がヒトを変えていく
あとがき


これまで読んだ素人向けiPS細胞の解説書のなか(そんなに多くないけれど)で、素人の私に最もわかりやすい本だったなと思う。

再生、幹細胞、ES細胞、クローン技術の話から順を追った十分な解説があり、ES細胞とiPS細胞の違いや位置付けがよくわかった。そして、現時点でiPS細胞研究が抱えている問題点も提示され、再生医療の観点からiPS細胞にどれだけのものが期待できるのかもわかった。

iPS細胞ができたから万事解決というわけにはまだまだならないらしい。まだ大学院博士課程在籍中だという著者の今後の活躍にも注目したいなと思う。

posted by shirube's BLOG @seesaa at 21:52 | Comment(0) | TrackBack(1) | 本との出会い

2009年04月08日

イントゥルーダー

イントゥルーダー

昨年8月に同じ著者の「ペトロバグ」という小説を読んで面白いなと思ったが、この作品も面白かった。

1999年単行本発出で、サントリーミステリー大賞・読者賞ダブル受賞作ということだ。

表紙裏扉に書いてあるあらすじに、 25年前に別れた恋人から突然の連絡が。「あなたの息子が重体です」。日本を代表するコンピュータ開発者の「私」に息子がいたなんて。このまま一度も会うことなく死んでしまうのか…。奇しくも天才プログラマーとして活躍する息子のデータを巡って、「私」は、原発建設がからまったハイテク犯罪の壮絶な渦中に巻き込まれていく。
とある。

発端から終結までの行き詰まる10日間、読み始めたらとまらない一気読みの377ページ。


posted by shirube's BLOG @seesaa at 01:22 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本との出会い
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