2009年12月30日

理想の島?エンデの島


作家の門倉が、雑誌の取材のために訪れた伊豆諸島の奥ノ霧島は、ミヒャエル・エンデの「パンを買う金と、株に投機する金は違うはずだ」という言葉を具現化した、まさに理想の島だった。取材するにつれて魅せられていく島の状況・・・・善意のボランティアに支えられた病院や議会、コミュニティの信頼関係を醸成しボランティア活動を円滑化さえする地域通貨。
『失われた地平線』の桃源郷「シャングリラ」とはまた別のまさに現代風の理想郷がそこにあった。裏表紙のこの本の紹介文には、「愛の経済小説」という表記があるが、人間の真の幸福と理想かもしれない小社会のひとつの回答がここに描かれている。
しかし、理想社会も結局は人材の問題なのかなっていう気も少しした。

posted by shirube's BLOG @seesaa at 11:50 | Comment(0) | TrackBack(0) | 本との出会い
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