2009年03月18日

邪馬台国はどこですか?

[目次]
悟りを開いたのはいつですか?
邪馬台国はどこですか?
聖徳太子はだれですか?
謀叛の動機はなんですか?
維新が起きたのはなぜですか?
奇蹟はどのようになされたのですか?


「タイムスリップ釈迦如来」から読み始め、「タイムスリップ明治維新」、「タイムスリップ森鴎外」とこの著者の小説を読んできたが、その"解説"に必ず記述が出てきたのがこの本で、気になっていたがようやく読むことができた。
釈迦や明治維新、森鴎外に邪馬台国を扱った話がどう関係しているんだろうと思ったが、本を開いたら納得した。タイムスリップシリーズのような1話完結の長編小説ではなく、短編6話収録という体裁だ。ただし、バラバラの6話ではなく、カウンター席だけの地下一階の店に客が三人集まって歴史談義をするという構成で、"歴史ミステリ連作集"というらしい。

在野の歴史研究家らしい謎の人物宮田六郎が語る奇想天外な仮説は、某私立大学文学部の世界史の助手早乙女静香との論戦が必至。初対面の日の論戦は、「ブッダは悟りなんか開いてない」という宮田の爆弾発言から始まった。この話が、「タイムスリップ釈迦如来」に発展していったような気もする。

そして、再開の夜は、邪馬台国がどこにあったかという問題。宮田の説は、九州説でも畿内説でもなく、なんと東北岩手だという。彼の話を聞いているうちに、その説に私は納得してしまった。最後に示された邪馬台国を示唆する有名な地名に、なぜ今まで一度も連想しなかったのかと逆に不思議に思えたほどだ。

聖徳太子の正体、光秀謀叛の動機、明治維新の黒幕、イエスの復活と次々に俎上にあがる。
聖徳太子も蘇我馬子も推古天皇と同一人物だというのだから驚く。でも、最後は常識で反論する静香ではなく宮田の軍配を上げている私。

明治維新の黒幕は誰かという説は、6話の中ではそんなに意外性がないかもしれない。黒幕の存在を仮定するなら、確かに彼が一番もっともらしいと読む前から(この本の中で4問題が提起されたときに)私も思った。でも、その論拠の中に私の知らなかったことがいくつか述べられていた。これも「タイムスリップ明治維新」につながる話だ。

イエスの復活をどう説明するかの話も面白かった。イエスは実は〇〇と入れ替わっていた。なるほどそれで"復活"が可能になる!!

信長の死は、光秀の謀叛なんかではなく、信長自身の依頼による"自殺"だったという話も、家康や秀吉との関係も含めて興味深かった。

posted by shirube's BLOG @seesaa at 20:32 | Comment(0) | TrackBack(1) | 本との出会い
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Tracked: 2010-05-17 14:56
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